音楽とカジノ:最高のエンターテイメントの組み合わせ

音楽とカジノは、世界中で人々を魅了するエンターテイメントの形態です。カジノが提供するゲームや興奮に加えて、音楽はその雰囲気をさらに盛り上げ、特別な体験を演出します。確かに、ベラジョンカジノ のようなサイトで音楽を聴けるようになるまでには、しばらく待たなければなりません。あるいは、音楽がバックグラウンドで再生され始めるまで、そう長くはかからないかもしれません。 今のところ、それが私たちの音楽ライブラリです。ここでは、音楽とカジノが組み合わさるとどのような魅力が生まれるのかについて探ってみましょう。 カジノ内の音楽:興奮とリラックスの融合 カジノ内では、多様なジャンルの音楽が流れ、プレイヤーに刺激を与えます。一部のカジノではエキサイティングなポップやロックが、他の場所ではよりリラックスしたジャズやクラシックが流れます。この音楽のバリエーションは、プレイヤーが自分の好みに合った雰囲気を楽しむのに役立ちます。 音楽のリズムとカジノのゲーム 音楽は、カジノ内でのゲームプレイにも影響を与えます。例えば、リズミカルな音楽が流れる中でルーレットを回すと、より興奮が高まります。また、静かなバックグラウンドミュージックが流れる中で、ブラックジャックやポーカーなどのテーブルゲームに集中することができます。 ライブ音楽の魅力 多くのカジノでは、ライブバンドやDJによるパフォーマンスが行われています。ライブ音楽は、カジノの雰囲気を一層盛り上げ、プレイヤーに非日常的な体験を提供します。また、有名アーティストのコンサートやショーが開催されることもあり、その魅力には誰もが引き込まれます。 ミュージックエンターテイメントの効果 音楽は人々の感情に強く訴えかける力を持っています。カジノ内で流れる音楽は、プレイヤーの心をリラックスさせたり、興奮させたりします。また、特定の曲やメロディは人々の記憶に残り、カジノでの特別な体験をより印象的なものにします。 カジノと音楽の未来 音楽とカジノの組み合わせは、常に進化し続けています。テクノロジーの進歩により、より洗練された音響システムやエンターテイメント体験が提供されることが期待されます。さらに、世界中の様々な文化の音楽が取り入れられることで、カジノはますます多様化したエンターテイメントの場として成長していくでしょう。 音楽とカジノは、単なるギャンブルや音楽鑑賞以上のものを提供します。その組み合わせは、人々に興奮や喜び、そして思い出に残る体験をもたらします。未来に向けて、さらなる創造性と革新が期待されるこの魅力的なエンターテイメントの世界に、私たちは今後も注目していくでしょう。

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誰に聞けばいいか分からないF1ラジオの知りたいこと

みなさんはフォーミュラワン(F1)を観戦したことがありますか?フォーミュラ(formula)とは全参加者と全参加車が準拠しなければならない一連の規定を意味しています。F1に参加する車両はタイヤ・シャシー・エンジンなど、技術的な規定を守らなければなりません。一番有名なのがF1世界選手権(FIA Formula One World Championship)で、世界最高峰の自動車レースとなります。毎年各都市を回りながら開催され、日本では鈴鹿サーキットが開催地となっています。ここでは、F1で使用されているF1ラジオについてご紹介します。 そもそもF1ラジオって何? F1レースの魅力は、そのスピードと緊張感、迫力あるエンジンサウンドに尽きると思います。この性質により、特に初心者にはレースすべてを目視でフォローするのが難しいスポーツです。TVで観戦している場合は別ですが、会場でレースを観戦する場合、レース内容を把握するのがとても困難なため、会場ではレース実況が放送されています。視界に入らない場所で何が起こっているのか、常に確認できるようにという配慮からですが、目の前を車両が猛スピードで通過している際は実況の声も聞き取れません。この不便を解消するために、F1レースに特化したラジオ放送が開始されました。 鈴鹿サーキットでのF1ラジオ 日本で唯一F1の会場となっている鈴鹿サーキットでは、1982年にモータースポーツ専門FM放送局としてPit‐FMが開設されました。1987年から鈴鹿サーキットで開催され始めたF1グランプリは、Pit-FMによって独占放送され、2018年の開催で連続31年目を迎えました。解説者も知識豊富な方ばかりで、最近では実況が中島秀之さん、ゲスト解説にフェラーリでのエンジニア勤務経験を持つ浜島裕英さんを迎えています。参加チームからのリリースや、パドックでのドライバーコメントなど、サーキットに飛び交う様々な情報をリスナーにリアルタイムで提供しています。また、Pit-FMはファンサービスにも力を入れており、F1決勝日にパブリックビューイングやトークイベント、順位予想やプレゼント抽選会を実施しています。また、会場内でポータブルラジオのレンタルも行っています。 リアルライブ観戦でのF1ラジオの必要性 基本的な事前情報はレース前にも取集可能ですが、観戦者が気になるのはレース当日のドライバーや応援チーム車両のコンディション、戦略、そしてレース開始後の順位、ピットに入ってくるドライバー情報、アクシデント、残り回転数などレース全体を網羅する実況速報です。会場実況でももちろん情報を入手できますが、F1ラジオと違いイヤホンで聞くことができません。F1レースの醍醐味ともいえるエンジン音を阻害することないボリュームで放送されている会場実況に対し、F1ラジオはお好みの音声量にいつでも変更できます。ポータブルラジオやスマートフォンのラジオアプリを利用すれば、今すぐ簡単にF1ラジオを視聴することができます。一年に一度の日本での開催、F1ラジオを利用してレースを100%楽しみましょう!

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トレーニングすれば誰でも絶対音感になれる?

ひとつの音を聞いただけで、その音の音階が瞬時に分かってしまう感覚を、絶対音感と言います。一回聞いただけでその旋律を再現できたり、調和の取れていない箇所を言い当てたりするスキルを絶対音感だと思っている人もいますが、厳密に言うと違います。例えば、音大生のほとんどがそれらのスキルを持ち合わせているのは、特別に訓練しているからです。逆に言えば、音大生でも半数以上が絶対音感を持っていません。ここでは、絶対音感の特徴とその「トレーニング」方法についてご紹介します。 絶対音感と相対音感の違い 曲を「耳コピ」できるスキルは、相対音感でも可能です。相対音感を持っている人は、音楽が得意な人と思ってください。街で耳に入ってくるすべての音の波長を当てることができるのが、絶対音感です。例えば、カラオケで原曲キーで歌わないと気持ち悪く感じるのが絶対音感の持ち主で、原曲キー以外でも歌うことができるのが相対音感の持ち主です。作成された音楽に反応するのが相対音感の持ち主、音楽以外のすべての音にメロディーや音階を当てるのが絶対音感の持ち主です。なんとなく、お分かりでしょうか? 絶対音感トレーニング 基本的な能力は幼少期(2歳~6歳まで)に育ちやすいと考えられている絶対音感ですが、音を当てるほどの能力であれば大人になってからもトレーニング可能だとされています。スクールに通うなどして継続することが大切ですが、自分で鍛えることもできます。「聴音」と呼ばれる音を聞き分ける能力を集中的に向上させ、「旋律聴音」と「和声聴音」の2種類をマスターしていきます。本屋さんで絶対音感をトレーニングする本も入手できるので、やる気があれば今から誰でも素晴らしい音感を持つことができます。 アプリで絶対音感 スマートフォンアプリを利用して絶対音感を鍛える方法もあります。少しだけ流れるピアノやギターの音を聞いて音程を当てるクイズ形式のアプリ、音を使った神経衰弱ゲーム形式のアプリ、バンド活動をしている人に特に役立つ耳コピ能力を鍛えるアプリ、楽譜のリズムを使って音楽センスを磨くアプリなど、様々です。どれもプレイに時間がかからないので、隙間時間に利用できます。毎日少しずつ練習することで、憧れの絶対音感に近づけるかもしれません!

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バックグラウンドノイズと集中力の関係

聴覚は私たちにとって大事な感覚器官の一つですが、その感度や快・不快の基準は人それぞれです。例えば、大音量でヘビメタの音楽を聴くのがストレス発散になる人や、一人静かに座って瞑想することがエネルギー補給になる人など、その人の音との関係や音がその人に与える影響は様々です。ここでは、よくあるバックグラウンドノイズと集中力の関係についてご紹介します。 人によって違う聴覚耐性 有名な渋谷スクランブル交差点を思い浮かべてください。あなたの身体はどう反応しますか?どんな音が聞こえてきますか?私が真っ先に思い浮かべるのは、ビルやお店からの宣伝音・信号機の音です。車の騒音や、色んな音がミックスされた都会の音も。ある人は笑い声が聞こえてくるかもしれませんね。または、音ではなくて映像だけが浮かぶ人もいるかと思います。それがあなたの聴覚耐性です。色んな聴覚情報が思い浮かぶほど、聴覚が敏感だと言えるでしょう。ほとんど思い浮かばない人は、聴覚よりも他の器官が優位な場合があります。 日常の様々な選択に影響を与えているバックグラウンドノイズ たくさん聴覚情報が思い浮かんだ人は、空間において聴覚が占める割合が高めの傾向があると言えます。例えば、友達とランチをします。場所を決める際に、ランチ内容(味覚)以外にもお店の雰囲気、特に店内の騒音具合について考慮するでしょう。友達との会話に集中したいため、外部からのノイズを最小限にしようとするからです。騒がしい賑やかな場所で楽しみたいという人は、ノイズによって気分が高揚するタイプだと言えますね。 自分の聴覚体質を知って最適化! 中間のパターンもあります。図書館や静かなオフィスだと作業に集中できない「沈黙で緊張してしまう」人たちもいます。ほどよいバックグラウンドノイズがあるカフェやオープンオフィスの方が、作業がはかどるとしたら、あなたはこのタイプかもしれません。家にいる時も、誰か他の人がいた方が生活の音がありリラックスできたり、外で子どもたちが遊ぶ声に癒されたり・・。自分と直接かかわりないノイズであれば、逆に自分のことに集中できるからかもしれません。自分のタイプを見極めて、その都度ベストな環境に自分を置いて作業の効率化、集中またはリラックスできるのが理想ですね。 効果的に使用されているバックグラウンド音楽 集中といえば、スポーツ選手が試合前にヘッドフォンで音楽を聴いて集中力を極限まで高めている映像が印象的です。プロ選手でなくても、通勤途中や本番前に気合を入れるために特別な音楽を聞いたり、語学試験前にその言語の音声を聞き流して耳を慣らしたり、音によって気分を変えることはみなさんも経験があると思います。購買意欲を上げるために、スーパーではアップテンポの音楽が店内放送で使用されていますよね。特にそのスーパー専用のテーマ曲がある場合、その曲を聞くだけで自動的に買い物モードになったりします。これは信号機や電車の到着音などにも適用されており、いかに音によって特定の行動が活性化されているかが分かります。

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2つの感覚が同時発生する共感覚

共感覚(synesthesia)という用語をご存知ですか?例えば、数字を思い浮かべた時に無意識に色も一緒に連想される感覚のことです。日本語では、特に若い女性たちの声援や楽しそうに話す声を「黄色い声」と呼んだり、英語では優しい人を「スウィートパーソン」と比喩します。これは共感覚を持っている人だけでなく、たいてい多くの人が共感できる表現方法です。では、共感覚とはこれら比喩表現とどう違うのか、具体的にどんな特徴があるのかをここでは説明したいと思います。 共感覚の特徴 私たちがレモンを想像するときに、舌に酸っぱい感覚が生じることがあります。これは実際にレモンを食べなくても、過去の体験から連想するだけで味覚が触発されるからです。共感覚はこのような実際の過去の経験に基づいて感覚が刺激されるわけではありません。誘発される感覚は心の中のイメージとして(ここでいうレモンを想像すること)ではなく、個人空間で感じられます。それは意図的な発生ではなく、すでに結合された感覚として生じます。共感覚のある人が数字の4を見たときに、同時に緑色が見える、といった具合です。そしてそれは個人空間で発生するので、ある人にとっては緑色でも、ある人にとっては赤色に見えるのです。この結合基準はその人の生涯に渡って変更することはない、と言われています。 共感覚の種類 一番多いのが、文字(数字、アルファベット、かな文字など)に色が見える共感覚です。日本でも海外でもこのパターンが大多数を占め、特に興味深いのは、日本人の共感覚者はすべての漢字に色を見ることは稀で、たいてい数字・アルファベット・かな文字に限定されている点です。共感覚が先天的・遺伝的要因と環境的・文化的要因のいくつかの要素が重なり合っていることを証明しています。音に色が見える共感覚を「色聴」と呼び、日本にも専門に研究する人がいます。また、サイコロの目など数に色を見る共感覚もあります。その他、欧米に多いのが時間単位に色が見える共感覚、そして人の雰囲気などに色を見る共感覚もあります。なかなかエキゾチックですよね。 共感覚の強みと弱み 共感覚は感情ともリンクしていると考えられていますが、精神障害ではありません。発覚時期にバラつきがあるのは、社会生活を送る上で共感覚がそれほど支障にならないことを証明しています。色視感覚を活かして、電話番号を色で記憶したり、人の名前や地名を色で分類して覚えたりと、何かを記憶する際にこの能力は非常に役立ちます。また、文芸分野でも才能を発揮することができます。音に色を見る作曲家は同じ色を違う音階で組み合わせて美しいハーモニーを生み出し、作家は独特な色彩感覚で物事を色で表現するスタイルを確立して今までにない新しい小説を書くことができます。弱みとしては、絵画をする際に実物とは違う色で表現したり、作曲や文章作成が奇抜すぎて「異端」と見られてしまうことがあります。

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ラジオ放送の興味深い事実

私がラジオに ハマ (多くの人がPinnacleのボーナスに ハマになっているように) ったきっかけは、最新の音楽情報や映画情報、洋楽の世界と繋がるためでしたが、もう一つ面白い事実があります。それは、「投稿したメッセージが番組中に読まれること」です!最近では多くのラジオ番組がリスナーインタラクティブになり、ライブ放送ならリアルタイムでのメッセージ募集、録音放送なら収録時までに投稿されたメッセージを番組内で紹介しています。ここでは、私が培ってきたラジオ番組で自分のメッセージが読み上げられるコツを紹介します。 タイミングが重要 お気に入りまたはよく聞く番組のDJがお題を出したとします。あなたは考えます。そして回答をメッセージしようとします。ちょっと待ってください!お題発表後すぐに取りかかるのは、他のリスナーと内容がかぶってしまう可能性があり、あまりお勧めできません。超速で一番に返信できるのであれば話は別ですが、まずは10分ほど時間をかけて吟味しましょう。番組で求められているのは、「楽しいやり取り」です。これには対DJと対リスナー全員の両方が当てはまります。最初に読まれたメッセージにヒントを受けて、それに反応する形でメッセージを送ると、採用される確率が上がります!自分のことだけでなく、どうしたら番組全体が面白くなるのか考えながらメッセージを送りましょう。 電話で話す方法 メッセージの他に番組から電話がかかってきて、直接電話で会話できるリスナーを募集していることもあります。応募する際は、基本的なことですが自分の情報を分かりやすく記載することが大切です。特に、受信する電話番号と年齢、性別を忘れずに。実際に電話がかかってくる場合は、番組の前にスタッフから確認がありますので、番組時間前でも電話を受信できるようにしておきましょう。本番では、とにかく発言しましょう!ラジオで一番注意しなければならない「放送事故」は、放送禁止用語の使用と沈黙です。頭が真っ白になって言葉が出て来なくても、ただDJの言葉を繰り返すでもいいので、何か発言しましょう! ラジオ放送作家という仕事 私たちの投稿したメッセージを選択するのは番組スタッフの仕事ですが、そもそも番組自体は放送作家が作成した台本をもとに構成されています。放送作家という職業自体にあまり馴染みがありませんが、ラジオの放送作家になるほとんどの人が、私たちのようにラジオのリスナーで、よくラジオにメッセージ(またはハガキ)を投稿していた人たちだというのです!彼らは「ハガキ職人」と呼ばれ、ラジオ番組内のネタコーナーで採用されている常連です。その経験から、ラジオ放送作家の道を歩む人もいるのだというのだから、人生は面白いですよね。あなたのメッセージがラジオ番組でよく採用されていたら、放送作家になることも不可能ではないという未来からの暗示かもしれませんね!

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キューバとアメリカのラジオ戦争について

キューバとアメリカは現在では国交が回復し、両社の関係は以前よりもずっと良好となっています。しかし、歴史を振り返ると、キューバとアメリカには多くの対立があり、その1つとしてラジオがあげられます。 本記事では、キューバとアメリカのラジオ戦争について紹介します。 キューバ、アメリカのラジオの歴史 キューバでラジオ放送がはじめったのは1900年初頭のことです。キューバの国内においてラジオシステムはアメリカの放送局によって確立され、キューバでの初めてのラジオ放送は英語で行われました。キューバでラジオ放送が始まった際には、両社の関係は極めて良好な状態にありました。 第2次世界大戦がはじまるとアメリカはナチス放送に対抗するために、Voice of America(VOA)を設立しラテンアメリカでの放送を強化していきます。しかし、アメリカとキューバの政府間の間で徐々に亀裂が生まれ始め、アメリカによるラジオ放送が問題視されるようになったのです。これにそしてを通じて、アメリカにとって都合のいいで政治的思考が広められるようになったからです。 その後、ラジオ放送はキューバ革命のために使用されるようになり、アメリカによる放送が少しずつ減っていってき、最終的には禁止されるようになったのです。 これにより、アメリカとキューバの間でラジオを巡って論争が起こるようになってのです。 ラジオマルティとラジオタイノの誕生 1981年9月、レーガン政権によってアメリカの新しい放送局、ラジオマルティがVOAによって設立されることが発表されました。 ラジオマルティはキューバで放送されているラジオの誤りを正すことを目的としており、その内容にはキューバ内の文化、歴史、政治など幅広いテーマが含まれていました。これがアメリカとキューバのラジオ戦争の原点でもあります。 そこでアメリカのこのような行動への対策としてキューバが立ち上げたのが、ラジオタイノという放送局です。そして、ラジオタイオノはキューバに民主主義を広げることに成功し、キューバ国内での存在感を強めていきます。また、多くの視聴者を集め、ラジオマルティの存在を圧迫していきます。 その結果、これらの放送局の対抗は、アメリカとキューバのの関係を悪化させていき、ラジオ戦争が本格化していくのです。 キューバとアメリカのラジオの将来 今後どんなに両者が解決を目指そうと、すでにキューバとアメリカのラジオのしがらみは複雑であり、簡単に解決することができないでしょう。 ラジオ放送はキューバの政治や社会的思想に大きな影響を与え、ラジオはアメリカとキューバの戦争の一部でした。国交が回復した今、同じようなラジオ戦争が起こる可能性は極めて低いですが、歴史を振り返った際に、ラジオはアメリカとキューバの関係悪化の一因としてこれからも思い出されるでしょう。

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東京ローズと親しまれた日系女性DJ

日本でラジオ放送が開始した翌年に、昭和天皇が即位して昭和時代が始まりました。世の中は不況の嵐で、あちこちで事変や事件が起こり、1930年代になると国際情勢が悪化して1939年ドイツ軍のポーランド侵攻で第二次世界大戦が始まりました。日本は日独伊三国同盟(1940年)に参加することにより、枢軸国としての立場を固めます。1941年には太平洋戦争が始まり、アメリカなどの連合国相手に戦うことになります。ここでは、太平洋戦争中に日本軍が実施した連合国向けプロパガンダラジオ放送のDJ、「東京ローズ」についてご紹介します。 戦時中の紅一点 1942年に日本軍は連合国(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)向けにプロパガンダ放送を開始します。捕虜兵の祖国にいる家族に宛てた手紙の朗読や、当時流行中のジャズ音楽を流して、敵国兵士の戦意を下げるのが目的でした。1943年には「ゼロアワー」という番組として、本格的に放送が始まりました。アナウンサーは数人いた模様ですが、特に英語を流ちょうに話す女性DJに人気が集まりました。彼女たちは自分の名前を明かすことはなく、「みなしごのアン」と名乗っていました。その辛辣な内容とは裏腹に、米国兵たちはハスキーな声が特徴の女性DJに「東京ローズ」という愛称を付け始めます。 時代によって翻弄された日系女性アイバ そのうちの一人、アイバ・戸栗・ダキノは戦後唯一自分が東京ローズだったことを認めた日系アメリカ人女性です。アイバは日系2世としてカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれます。カリフォルニア大学院在学中に、日本に住む祖母のお見舞いをするために来日。そこで太平洋戦争が勃発し、アメリカに帰国できなくなり、やむを得ずラジオ・トーキョー(現在のNHKワールド・ラジオ日本)で日本語原稿を英語に翻訳する仕事を手伝います。英語と日本語に堪能な女性として、またアナウンサーをしていた捕虜兵から頼まれたこともあり、アイバが女性DJに抜擢されました。どのような気持ちで原稿を読み上げていたのか、アメリカに帰りたがっていたアイバの本当の心境は、誰にも分かりません。 唯一名乗り出た東京ローズ 戦後直後の1945年8月に、日本の敗戦について記事を書いていた記者に「東京ローズ」として「発見」されます。どのようにアプローチがあったのか、自分から名乗り出たのか、真相は定かではありませんが、アイバをローズとして独占取材が実施されました。その反響は大きく、GHQが映画を撮影するほどでした。当時のアメリカ人の間で、いかに「東京ローズ」が影響力を持っていたかは、映画「パール・ハーバー」や「父親たちの星条旗」でも描写があることからよく分かります。しかしアイバの人生はここから狂いだします。日本軍への協力が「反逆者」として見なされ、GHQによって巣鴨プリズンに10か月間収監され、FBIの取り調べを受けることに。晴れてアメリカに帰国できたのも束の間、国家反逆罪という最も罪の重い内容で起訴されてしまいます。 名誉回復の道のり 裁判の判決はなんと有罪。これには取材していたマスコミも驚いたようです。禁錮10年と罰金1万ドル、アメリカ市民権剥奪などが言い渡され、女性として初めての国家反逆罪となりました。実際は模範囚として6年2か月の服役後に釈放されました。その後、当時の裁判方法が人種差別であったと、1970年代になって判決を見直す動きが起こります。そして1977年、フォード大統領によってアイバのアメリカ市民権が回復されました。晩年は父親が創業した雑貨店で働き、「愛国心の強い女性」としてアメリカでその生涯を閉じます。

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アマチュア無線の概要

アマチュア無線と聞いてもあまりピンとくる人は少ないのではないでしょうか?アマチュア無線とは電波を使用したコミュニケーションツールの1つで、一部の人の間で使用されています。 本記事では、そんなあまり一般的ではないアマチュア無線の知識を深めるために、基本的な情報を紹介していきます。 アマチュア無線とは? アマチュア無線とは、業務や金銭の獲得を目的とせずに使用する個人専用の無線のことを指します。自宅以外でも好きな場所から更新することができ、知らない相手と会話をすることも可能です。そのため、趣味として用いているマニアックな人が多くいます。 アマチュア無線は電話回線が現在ほど普及する前から使用されており、国を超えてコミュニケーションをとることを可能にしてきました。 また、日本国内はもちろんのこと、海外との通信もすべて無料な点がアマチュア無線の大きな魅力の1つです。 そんなアマチュア無線は1970年代に大ブームを巻き起こし、1980年代には日本は世界最大のアマチュア無線人口を有するまでに需要が伸びました。 アマチュア無線には国家資格が必要 アマチュア無線を使用するには国家資格を取得する必要があります。これは電波という貴重な資源を使用するには、法律で細かなルールが定められているためです。この資格を得るには、「国家試験を受験する方法」と「養成課程講習会を受講する方法」の2つがあります。国家試験は公益財団法人日本無線協会によって実施されています。 電波法には、「アマチュア、すなわち金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」と定められています。 アマチュア無線の国家資格は一度取得をすると、永久的に有効となります。 日本アマチュア無線連盟 日本にはアマチュア無線の愛好家を集めた非営利団体、日本アマチュア無線連盟が存在します。日本アマチュア無線連盟は内外の無線科学、文化の向上と発展に寄与することを目的としており、1926年から活動しています。 活動内容には、各種講習の実施、コンテスト、アマチュア無線フェスティバルの開催、世界のアマチュア無線団体との連携などが含まれています。 また、アマチュア無線の技術に関する研究もおこなわれており、今後のアマチュア無線の発展にも尽力しています。 災害時におけるアマチュア無線 アマチュア無線は日常生活の中での趣味としてだけではなく、災害時に大変役に立ちます。1995年に阪神淡路大震災が発生した際には、ほとんどのライフラインが遮断された中、アマチュア無線のみが使用できる状況でした。そのため、アマチュア無線は情報伝達や人命救助に大きく貢献したのです。 これにより被災の際のアマチュア無線の重要性が見直されており、現在ではボランティア活動などにもアマチュア無線が用いられています。

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